この夏に日本では、「こども六法」という本が注目を集めました。こども六法は子供が自分の身を守るためにと書かれた本で、作者は自身もいじめにあっていた、そしていじめたこともあると話す方です。
では、その詳細や口コミを紹介しましょう。
こども六法とはどんな本?
こども六法は弘文堂から出版され、現在は品切れ状態が続く人気本です。
内容は、「法律は自分を守る武器になる。いじめ・虐待をなくすために」というコンセプトのもと作られており、難しいと言われる日本の法律を子供むけに優しく書き直したものとなります。
漢字にもルピがふられ、イラストもふんだんに使われ、理解を助ける内容になっているそうですよ。
こども六法の本 作者の山崎聡一郎さんとは?
「こども六法」を書いたのは、山崎総一郎さんという男性です。
この本を書いた理由を彼はテレビで、「こどもの逃げ道を増やして大人の逃げ道を減らしたい」と述べています。
名前は山崎聡一郎(やまさき・そういちろう)、1993年10月26日うまれ、慶應義塾大学在籍中に、研究活動として本を書いています。
実はこの本は彼が学生時代の2014年に、自費出版されたもので、本を広めるためにチャレンジしたこともあるそうですが挫折、それから5年の月日が経ちました。
そして、クリエイティブ・キャピタル代表の小川さんと話す機会に恵まれたことがきっかけで、クラウドファンディングのプロジェクトが開始されました。
そこで一気に広がったのですね。
彼がこの本を書くにあたっては、自分の経験が大きく影響しているそうです。
山崎さん本人も5年生の時にいじめにあって骨折したのですが、謝罪だけで済まされたことへの違和感、いじめから逃げるために受験した私立中学では自分がいじめの加害者になってしまったこと、その経験から、子供が法律を知っていれば自分の身を守れる、と考えたのだとか。
大学生になる前に、両方の経験から「いじめ」について深く考えたそうです。
こども六法本 口コミや世間の反応は?
ネットでは、
とか、
といった賛同の声があります。
そして、大人でも知らない法律がたくさん学べた、というコメントから早く買いたいけど売り切れていてない!という騒動にまでなりました。
みんな仲良くしましょう!などと言うよりは、実際に日本で決められている法律を皆がちゃんと理解するほうが、いじめは確実になくなるかもしれませんね。
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