世界でも稀にみる自動販売機の成功例が日本ですが、2019年の10月より定額制の自動販売機が登場する、とニュースで話題になっています。
自動販売機で定額制?それってどういうこと?と悩んでしまう方へ、紹介していきましょう。
まず、定額制自動販売機が設置されるのはJR東日本エリアの駅構内です。台数は約400台で、この「イノベーション自販機」にスマートフォンアプリ「acure pass(アキュアパス)」に配信されたQRコードをかざすと商品が1日1本受け取れるようになります。
プランは2つあり、月額2480円の「プレミアムプラン」と月額980円の「アキュアメイドプラン」です。
定額制自販機のプランとは?
定額制自動販売機のプランは2つありますので、それぞれ紹介していきましょう。
1.月額980円の「アキュアメイドプラン」
月に980円支払うと、毎日1本決められた商品を受け取ることが出来る
2.月額2480円の「プレミアムプラン」
月に2480円支払うと、毎日1本どの商品でも受け取ることが出来る
月額980円で毎日決められた商品1本の「アキュアメイドプラン」の利用は1人につき1か月までと決められていて、1月利用してしまえば翌月からは「プレミアムプラン」へ自動移行します。
コスパは本当に良い?
定額で毎日ジュースなどの飲み物が買えるというのは画期的で斬新ですが、これで果たしてコストパフォーマンスは良いのでしょうか?検証してみましょう。
自動販売機のジュースの金額は100円から160円と幅がありますが、企画した会社は「1本150円のジュース」で想定していますので、150円で計算します。
150円×31日=4650円
アキュアメイドプランは月に980円なので1日当たり約32円、プレミアムプランは月に2480円なので80円です。
普通に買うことを考えたら、やはり単価はかなり安くなりますね。
しかし、週休2日の人で通勤・通学にしか駅を使わないのであれば使用するのは月に21日から22日ほどです。
その場合、アキュアメイドプランでは単価46円、プレミアムプランでは118円となります。
アキュアメイドプランでは決められた商品しか受け取れませんが、プレミアムでは全ての商品が対象です。そうなると、休日にスーパーで買いだめした方が安くなるという結果になりました。
ネットでの反応は?
自販機の定額制って考えたこともなかったわ
— どね( 。•̀_•́。) (@donnay1224) August 29, 2019
ネットでの反応は、慎重に見ている人が多いという印象です。
「少しは安いかもしれないが、ジュースを買うノルマを課せられているようで嫌だ」
「そんなに都合よくスーパーはないしレジに並ぶのは嫌だけど、やっぱりスーパーで買う方が安いと思ってしまう」
「安いと思うけど、毎日駅を使わない人には関係ないサービス」
そのような意見がありました。駅のヘビーユーザーで飲み物は外で買う、と決めている方にはお得なサービスになるでしょう。
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