世界ではキャッシュレスが進む中、日本はかなり遅れていると言われています。そのせいもあってか、今は国あげてのキャッシュレス化がすすめられています。
しかし2019年の5月にdocomo・au・softbankの大手3社でのキャリア決済において、詐欺行為が流行っているとニュースになりました。
少し前は商品を購入させる詐欺が多かったですが、今は偽メールからの誘導による詐欺被害が増えているということです。
では、その詳細はどうなっているでしょうか。救済策や返金の可能性があるかどうか、説明します。
キャリア決済詐欺とは何?
キャリア決済とは、つまり携帯電話で電話料金以外のものも一緒に決済できるサービスです。
ちょっと前までは、現金化をにおわせて商品を購入させる詐欺が流行っていました。
例えば一番多いケースでは、アマゾンのギフトコードをキャリア決済で購入するパターンでしょう。アマゾンのギフトコードをキャリア決済で購入すれば、プレゼントするもよし、それで買い物をするもよし、買取サービスで買い取ってもらって現金化するもよしという選択肢があるわけです。
自分で使うなら、キャリア決済で購入することに何の悪いこともありません。しかし、ここで詐欺師が介入してきます。
キャリア決済でアマゾンのギフト券を購入させ、それを高い買取価格で現金化しますよ、という誘いにのって購入したギフトコードを送ったら、一切の連絡がとれなくなるというパターン、これが一番多いです。
キャリア決済で購入しているので、携帯電話代と同時に請求されたら支払わなくてはなりません。しかもギフトコードは自分で使えず、現金も振り込まれないということになります。
メールも電話もつながらず、泣き寝入りするしかないという結果になるのです。
そして最近では、SMSなどを使って不特定多数の電話番号へショートメールを送り、文章で相手の冷静さを奪ってフィッシングサイトへ誘導、契約者にパスワードなどを入力させるという詐欺が増えています。
キャリア決済詐欺の問題は電話回線利用者にキャリア決済を契約として行わないという回避手段が無い点です,企業側は損害補填を行わないのであれば”通信発信源の開示”について司法を通じて要求する,その上で加害者に損害賠償を要求する,という選択肢が必要でしょう
— 第52北大路機関 (@HARUNAKURAMA) August 28, 2019
詐欺にあったらどう対応すべき?
詐欺に気づいたら、利用している携帯会社のお客様サポートへ連絡しましょう。その後、警察に報告してください。
クレジットカードと違ってキャリア決済では保証がないものが一般的ですから、携帯会社が損失補償をしてくれる可能性は限りなく低いです。
しかし「状況に応じて個別の対応は検討する」と3キャリアは述べていますので、全く救済策がゼロではない、と言えます。
ただし、自分の意思で購入したものである以上、かなり厳しい対応をされると思っておきましょう。
注意すべき文章はどんなもの?
ドコモのキャリア決済詐欺が話題になっているけれど、ドコモはお知らせをショートメールで送るの本当にやめて欲しい。前にもURL貼ってるメール来てドコモショップに聞きに行ったら、本当にドコモから送っていたものだったけれども。基本ショートメールで来るお知らせは怪しいから!
— シュナ (@_wataridori99) August 27, 2019
SMSを使ったメールでの誘導では、「不正利用の可能性があります」というような、不安をあおる文章を送り付けてきます。
*不正利用の可能性があります
*支払いが発生しています
*荷物の追跡はこちら
などの文章で詐欺サイトへ誘導します。もしSMSでこのようなメッセージがいきなり送り付けられてきたら、無視してください。URLを押してしまうと、見知らぬ口座への送金などの被害を受ける可能性が高くなってしまいます。
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