「国が認めたシワ改善美容液」発売開始から260億円も売り上げる大ヒット化粧品を生み出した末延則子さんをご存じでしょうか。
彼女はポーラ・オルビス会社役員で、現在は「生み出したい人」から「見守りたい人」として社員を見守り、激励しています。
そんな末延則子さんが生み出した化粧品や、彼女の経歴などを紹介していきましょう。
末延則子のプロフィールとは?
末延則子(すえのぶ・のりこ)さんは1966年生まれで2019年で53歳です。
出身は兵庫県の神戸市、姫路市にある賢明女子学園高等学校を卒業され、その後、神戸学院大学薬学部へと進み、大阪大学大学院薬学研究科博士前期課程を修了しています。
どこに出しても恥ずかしくない秀才ですね!大学では肝臓の細胞について研究していたそうです。
1991年にポーラ化成工業へ研究職で入社、34歳の時には国内研究留学で大阪大学微生物研究所へ行っています。
2002年にポーラ研究所へ戻ってから、皮膚薬剤研究部のチームリーダーとなり、シワに対する医薬部外品の開発に取り組みだします。
2009年に皮膚薬剤研究部部長、2013年に研究企画部部長と昇進し、2015年には女性役員、ポーラとして初で就任しています。
現在は経済雑誌に取り上げられた李、テレビ番組に取り上げられた李とメディアへの露出も増えています。
末延則子 大ヒット商品!リンクルショットメディカルセラム
末延さんがチームと研究を始めて15年目に販売にこぎつけた化粧品の名前は「リンクルショットメディカルセラム」です。
独自成分を配合し、国内では初めて「シワ改善」をアピールした化粧品で、これまでの「シワを目立たなくする」ではなく、「シワを改善する」とはっきり明記することが出来る医薬部外品です。
リンクルショットは厚生労働省の承認を得た医薬部外品ですので、効果がはっきりと宣伝出来るのですね。
価格は1本20gで16200円と決して安くはありませんが、美容にお金をつぎ込むことで有名な日本人女性の購買は止まりませんでした。
15年もの間、次々と立ちはだかる壁に「ダメかもしれない」と諦めかけた回数は4回に登りましたが、それでもあきらめず、4人のチームでひたすら顕微鏡をのぞいた日々は「歴史的大ヒット化粧品の誕生」となって終わりを迎えました。
末延則子さんは結婚し、子供さんもいらっしゃいます。研究に明け暮れ、結果が出せない中で苦しみながらも仕事と育児、家事をこなしたスーパーウーマンですね。
ちなみに彼女がその苦しかった日々の中で、かけがえのない1冊の本と出合います。「ある女性科学者の一世紀」。興味がある方は是非読んでみてください。
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