第二のポテチショックとは?その対策を紹介!異常気象に立ち向え!

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第二のポテチショックとは?その対策を紹介!異常気象多発の世界!

今は世界中で異常気象が報告されています。

日本でも、梅雨が明けると同時に雨が降らなくなったり、かと思えば局地的に豪雨となったり、台風が今までの進路とは全く違う道で進んだりしています。

 

この異常気象に大きな影響を受けるのは、人間だけではありません。当然、作物には甚大な影響を与えます。

 

2016年に北海道を襲った台風の影響でじゃがいも畑が浸水し、日本中のスーパーやコンビニからポテトチップスが姿を消すという事態になった「ポテチショック」を覚えている方も多いでしょう。

 

あの悪夢がもう起きないようにと、政府も企業も対策に乗り出しています。

 

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ポテチショックとは?

2016年の台風でジャガイモの収穫が出来なくなり、全国の店からポテトチップスが姿を消した事態をこう言います。

 

日本最大手のポテトチップス会社といえばカルビーですが、加工用として日本で栽培されているじゃがいもの約60%を使用していたため、甚大な被害を受けました。

 

2016年はどうにかなったものの、その後生産が出来なかったことから、2017年の4月頃から一斉にポテトチップスが消えてなくなったのです。オークションサイトではポテトチップスが高額で取引される事態となりました。

 

その間、企業はそれぞれが必死で別の土地でじゃがいもを確保しようと奔走していました。

 

政府も打ち出した対策とは

異常気象がもたらしたポテチショックを受け、2017年度の予算にじゃがいも農家支援のための予算を30億円計上していました。

 

これを使って農作業の効率化などで増産を目指し、再発防止につとめるということです。

 

国内でないなら外国から輸入すればいいのではないか、と考える方もいると思いますが、それには病害虫の侵入防止を目的とした輸入制限が邪魔です。

 

フライドポテトやポテトチップスの需要は増えているのに供給する担い手は減少し、異常気象でせっかく出来た商品が台無しになってしまった状態でした。

 

30億円は、種子の増産や作付けの拡大に取り組んでいる全国のじゃがいも農家に対して助成されるものです。

 

企業の対策とは

ポテトチップス最大手といえば、カルビーです。カルビーは海外に目を向け、ポテトチップスを最初に商品化した元祖である湖池屋は東北や九州からじゃがいもを調達するべく頑張りました。

 

湖池屋は特に国産じゃがいもにこだわっているので、産地を増やすことで異常気象に対応しようとしたのですね。そして新しい味を連発して販売することで、消費者の注意もうまく引いています。

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