高校中退からインターネットでお金を稼いだことがきっかけで起業、後々年商130億円を売り上げる会社へと成長させ、商品名から青汁王子と呼ばれていたのが、三崎優太さんです。
彼は2018年の年明けに国税局の調査が入り、1億8000万円を脱税した容疑で裁判となりました。社長を引退してその退職金から税金を納め、4億の借金を背負って1からのスタートとなったのです。
その三崎優太さんは9月6日の裁判で、執行猶予4年の有罪判決が出ました。裁判後の取材で「日本国民に申し上げたいことがあり、明日動画をアップします」と述べていましたが、その動画が現在、大変な話題となっています。
大きな話題となっている動画の中身とは?
僕が脱税したとされている【1億8千万円】を日本の未来のために贖罪寄付します
個人から一人につき100万円を180名様に現金で寄付します
応募方法は僕をフォローいただき(当選発表後に外して構いません)、リプ欄に記載の動画を見て、このツイートをRTしてください
受付は9/16まで、当選者にはDMします pic.twitter.com/Fh8gMvOziZ
— 三崎優太(Yuta Misaki) 元青汁王子 (@misakism13) September 6, 2019
それは9月6日にあげられた動画でした。内容は、彼が投稿した動画を立―とした上に希望する人には100万円を18人に配る」というものでした。
つまり、彼が脱税をしたと言われた金額と同じ、1億8000万円をフォロワーに配布するといったのです。
動画によると受付は9月の16日までとし、当選者にはDMを使ってその旨伝えること、場合によっては本人が手渡しに行くとのことでした。
目的は何?
三崎優太さんは、動画の中でその目的についても述べています。
彼は脱税事件について理不尽さや納得いかない思いを抱えており、当時国税局の長官であった佐川宣寿さんを起訴処分へと追い込むことを目的としています。
当時の国税局長菅の佐川さんは、森本学園問題でも文書を改ざんしたり国会での度重なる嘘をついたとされる人ですが、特に謝罪や刑罰を受けたわけではありません。
三崎さんは仕事を頑張っていたけれどミスをした、すると思いもよらないレベルで不当な扱いを受けた、という不満が強く、それをしっかりと国民で公開したいということなのでしょう。国税庁の捜査の内情暴露や取り調べ時の録音テープの公開なども考えていることも述べています。
佐川宣寿氏など、現職総理大臣の不正関与疑惑の真相追究を邪魔して出世した官僚たちも、上位者から「安倍晋三氏が総理大臣を辞めなくて済むような態度をとりなさい」という問題を出され、試験勉強と同様に「問題そのもの」を疑わず、最適解を出したのだろう。「記憶がない」という返事は正解のひとつ。 pic.twitter.com/d3l8MbS0LP
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) October 2, 2018
ネットでの反応は?
ネットの掲示板では、三崎さんは借金が4億あるはずだが、その1億8000万はどうやって用意したのかという疑問や、とりあえず佐川はむかつくしおかしいと思うから潰してくれたら嬉しい、という声があります。
そして、日本は脱税の逮捕基準が曖昧過ぎるから怒るのはめっちゃわかるとか、年収10億円の人がデメリットの方が多い1億円脱税なんてわざとはしないでしょ、といったそもそも脱税で逮捕されたのがおかしいという意見も散見されました。
確かに、三崎さんは1年で10億稼いでくれる優秀な経営者だったわけです。、年収の55%を税金で持っていかれていたわけですから、税金について腹はたつでしょうが、逮捕のデメリットを考えたら絶対に脱税をしようとは思わないはずでしょう。
追徴課税が妥当だっただろうに逮捕となったのは、国が他の不都合なことを隠そうとして生贄されたからではないか、といった推測も出てきています。
日本の政界にはびこる巨大な悪VS私財を投じて戦いを挑む脱税犯、という図式になりつつあって、たくさんの人がことの成り行きに注目しています。
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