数々のドラマロケに使われた南栄荘。伝説のアパートといわれる人気の理由とは?
聖地巡礼という言葉は本来であれば宗教の発祥の地やいわくがある場所を訪れることをいいますが、現代日本では好きなアニメや漫画、ドラマに映画などの舞台やロケ地をめぐるという意味でも使われています。
東京で人気の「聖地巡礼」は、東京都内の静かな住宅街にある古い木造アパートです。その名は「南栄荘」。では、なぜ人気があるのか、紹介していきましょう。
南栄荘 人気理由 数々のドラマや映画に使われたアパート
南栄荘は、色んなドラマや映画に使われていることで非常に有名なアパートなのですね。
2019年11月現在放送されている「同期のサクラ」という高畑充希さん主演のドラマでも主人公の住まいとして登場しますし、2018年放送の「花のち晴れ」というドラマでは杉咲さんが、2015年から2017年にかけては「受信寮」として中村獅童さんや平野レミさん、どーも君なども済んでいました。
「受信寮」では管理人役はNHKのアナウンサー首藤奈知子さんでしたし、映画でも2007年の「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」でもオダギリジョーが住んでいました。
更に2016年の人気ドラマ「家売るオンナ」の主人公、北川景子さんが取り扱う物件だったこともあります。
たくさんの作品に登場しますので、それぞれのファンがたくさん訪れる場所となったのです。
南栄荘 人気理由 築80年の希少物件
南栄荘は今では懐かしい、そしてかつては日本中いたるところにあった学生アパートです。とはいっても築80年をこえる今では、その古さゆえに済んでいるのは年配者ばかりだそうです。
奇跡的に空襲を逃れた上に土地の持ち主と建物の持ち主が違うこと、それぞれ代替わりしていることもあって、売られてマンションに建て替えられる流れなどから逃れてきました。
2階建てで、4.5畳の部屋多く全部で30部屋、風呂なしの共同トイレ、家賃は平均3万5000円だそうです。
戦前からの建物ということで撮影の申し込みが年に数件入るそうですが、内部の撮影は禁止しており、有料であることを告げると諦める製作者も多いそうです。
玄関横の八角形の窓2つや、入り口を入ってすぐにある大きな階段に管理人室など、ノスタルジー溢れる作りに人気なのでしょう。
いかんせん非常に古いのでいつまで建物がもつかわかりませんが、全室埋まっているということでしばらくはまだこのままであろうと思われます。
ドラマや映画の作品のファンの方は、住人の迷惑にならないように配慮して、みにいってみてください。
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